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2021年01月04日(月)

釈迦

私たち日本人は、お正月になると“今年はどんな年になるのだろう”と期待に胸をふくらませたりします。

このことは何を意味しているかというと、自分および自分を取り巻く環境がたぶん変化してよい方向に向かうだろう、ということを前提にしているともいえます。

場合によっては、悪い方向ということも得るわけですが、とにかく、すべてのものは変化していく、永久に変わらないものはこの世に存在しない、という発想「諸行無常(しょぎょうむじょう)」が無意識のうちにあることに気づきます。

では、このような考え方を土台として成り立っている文化はどこから発しているのでしょう。

この源流をたどっていくと〈釈迦(しゃか)〉に行き着きます。

仏教を開いたあの“お釈迦さま”です。

仏教を語るうえで、お釈迦さまを避けて通ることはできません。

では、「釈迦」あるいはその尊称である「釈尊(しゃくそん)」と呼ばれる人はどんな人だったのしょう。

「釈迦」は天竺(てんじく)国(現在のインド)の北部、ヒマラヤ南麓(なんろく)にある小さな国(カピラ国)の王子としてその国の郊外にあるルンビニーの園で生まれました。

父はカピラ国の国王の浄飯王(じょうぼんのう)、母は摩耶(まや)という人でした。

そして、その国の人びとは釈迦族と呼ばれていました。

当時のインドは十六ヵ国に分かれ、各々の国が争うという不安定な時代だったようです。

カピラ国は農業を中心とした豊かな国でした。

しかし、小国ゆえに、西隣にあったコーサラ国に従属した立場にありました。

降誕宣言(ごうたんせんげん)

ある日、摩耶夫人は出産のため自分の故郷コーリヤ国に里帰りします。

その途中に立ち寄ったルンビニーの園で突然産気をもよおして、王子を出産しました。

摩耶夫人の右脇腹からこの世界に生まれ出た王子は、自ら七歩歩み、右手で天を、左手で地を指して「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」「あめがうえ、あめがした、我独り尊し」と声高らかに降誕宣言をしたのです。

そして、天から甘い雨が降り注ぎ、王子の身体を洗い清めたと伝説は伝えています。

この伝説はのちにつくられたものでしょうが、実に仏教の教え・精神をよく語っています。

七歩歩いたというのは、人間として最高のあり方である。

仏陀としての自覚をしたことを意味しています。

迷い、そして妄執(もうしゅう)をつづける六道(ろくどう)(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)のなかで審理を得たことによって一歩踏みだしたことを意味しているのです。

また、「天上天下唯我独尊」というのは、天上天下、この世の中で、私という存在は唯我独尊として生きている。

つまり、自分はかけがえのないたった一人で、とても尊い命をもっている。

このことに気づくとき、ほかの人びとの存在も同様であり、すべての命の尊さが自らわかり、生きとし生けるものすべてが尊い存在であることに気づくはずであるという、仏教の精神を宣言したものであるといわれます。

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